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株本




慶應生が書いた「株のすゝめ」

入門の入門

学生投資クラブ genesis









今更ながらですが、勉強のためにも読んでみようとこの本を手にしました。

始めは、慶應大学の学生投資クラブが書いているというので、かなり高飛車な内容かなと思ったんですが、さにあらず。
本当に株式投資を始めるテキストとしてよく出来ていました。

細野真宏さんの世界一わかりやすい株の本は、本当に株って何? の世界から始まるかなり噛み砕いた(砕きすぎた?)内容ほどではなく、株が経済社会の中で、何かの役割を持ってニュースなどに取り上げられていると感じている人には十分理解できるところから書かれています。

勿論、株とは何か? から書かれていますが、それは経済の歴史の一部として取り上げられています。 さすが慶應生ですね。


この本の良いところは、株について、株式投資で得られるもの、のような基礎的なところから、ファンダメンタルやテクニカルについての基礎的な内容とその例、世界での著名な株式投資家の紹介、株式にまつわる専門用語とその事例、実際に投資することをシュミレーションしてみた内容とその結果が、5人の目を通して書かれているところです。

どうして5人の目なのかというと、著者が学生投資クラブ genesisであり、その構成メンバーが5人の代表的な人物として株式投資について意見や方針を述べるように書いてあるからです。

その5人の目とは、教授・学生・フリーター・OL・主婦です。 それぞれの目を通して、どのような株式投資が良いかを議論する形です。


そうすると、少し話が複雑になるところがあり、曖昧な面が出てくるところもあるのが難しいところでもあります。
そういうときは、自分ならどう考えるかを優先して、情報を整理すると良いと思います。

よく経済ニュースに出てくる株式に係わる専門用語も、事例として取り上げられていて、今更人に聞けないようなときに役に立つと思います。 例えば、増資、減資、解散価値、経常利益、信用取引残高、利益余剰金などなどなど。

この本一冊を読んで株式投資の全てが分かるわけではありませんが、タイトルの通り入門の入門としては必要なことが必要なレベルで書かれています。

例えば、テレビの経済ニュースの中の株のことなら、この一冊を読んでいれば全て理解できるようになります。 また、株について詳しい方と話をするときに、かなり専門的な投資手段についての話は分からなくとも、その人が株の何について話しているかが理解できるようになります。

また、この本には個人投資家はあまりしない会社訪問について書かれているところがあります。 私も会社訪問はしたことが無いので、この内容には勉強させられるところがありました。

私のお奨め度は、☆☆☆☆ です。


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