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株本



マーケットの魔術師

ジャック・D・シュワッガー




私には、かなり参考になりました。
内容は、トレーディングの世界で成功した人達のインタビューです。 内容は1987年頃のインタビューを取り上げているので、今から約20年前の内容になりますが。

でもこのように捉えることも出来ます。
20年、またはもっと古くからある普遍的なものを読み取れる。
それから20年経って、これらの伝説の人達の入っていたことが現実に起こったかどうかが容易に検証できる。

この本のいいところは、ただ単にこの本の著者ジャック・D・シュワッガーが成功者の話を聞いたことを載せただけではなく、彼のトレーダーとしての経験から、かなり深くその成功の秘密や、それぞれの成功者の心情・癖・背景についても迫っているところですね。

この本に紹介されている人達のマーケットは、商品先物・通貨先物・為替・株式・株式指数先物等多岐にわたります。 ひとつの市場だけで取引する人もいれば、ほとんどすべて市場といえるものならなんにでも投資する人もいます。

それらの人達の共通している点として読み取れるのが、必ず失敗しているし、その失敗から今の成功の方法を学んだということですね。

何人かの人は、最初から上手くお金を増やすことが出来た。 例えば、自分のお金を3ヶ月から半年で3倍や4倍に増やした。 しかし何か失敗をして、ほとんどそのお金をなくしてしまうような状況から学んで、トレードで成功した。

もう一方の人達は、最初は全然上手くいかなかった。 10年も上手く行かなかった人もいます。 その上手く行かない時期に、何が上手く行かない原因かを突き詰めて理解し、自分の方法を変えてトレードで成功した。

この二つのパターンが有ると思います。


このサイトの趣旨に沿って、特に株式トレードのところで取り上げられている人物に焦点を当てると、
● マイケル・スタインハルト
1967年投資顧問を設立以来21年間年率30%以上の利益を上げている。
ファンダメンタル中心の逆張り、鋭い洞察によるタイミングの取り方が彼の身上。 確信を持てる限りポジションを持ち続けら得る忍耐。

● ウイリアム・オニール
証券会社勤めのとき、1962〜63年、5千ドルを20万ドルへ増やした。 1979年から88年まで、平均で年率40%以上の利益を上げている。
いくつかのファンダメンタル指数と、市場での株式保有バランスを中心とした分析でより確実な銘柄を選定する。

● デビット・ライアン
ウイリアム・オニール(上記)の会社に就職し、最初の四年で運用の成功を認められる。 全米投資選手権株式部門85年優勝、161%のリターン、86年、160%のリターンで2位、87年100%以上のリターンで優勝。 この3年の通算1379%のリターン。
株価チャートと、テクニカル分析が中心。 じっくり動きを見て、高いものを買って、より高く売る戦略。

● マーティ・シュワルツ です。
彼の最初の10年間は、負け続け。 自宅で一人でトレードしている。 全米トレード選手権似10回参加し、その平均リターンは210%(4ヶ月で、年率換算ではない。年率換算だと926%)、全て優勝。 1年間のコンテストでは781%のリターンを記録。
ファンダメンタル中心で上手く行かず、テクニカル中心の手法で成功している。

このように、とレーダーによって、ファンダメンタルのほうが向いていたり、テクニカルのほうが向いていたりします。
これは興味深いところです。 どちらが優れているかではなく、どういった道具がその人に向いているかということですね。

皆さんが失敗した中に、成功の芽がたくさんあります。 この本を読むと、ご自分の成功の芽に気づくかもしれませんよ。


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