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株本


天才数学者、株にハマる

ジョン・アレン・パウロス




ちょっと他にはない切り口の株式投資の本です。
ジョン・アレン・パウロス氏は数学者、テンプルトン大学教授。ABCNews.comに担当コラムを持っているんですって。

この本の初版は2003年(日本では2004年)ですが、ジョンが書いている内容は彼自身の1990年代後半から2002年にかけての株式資から学んだことです。

そう、彼は株式投資に失敗しました。
ワールドコムやエンロンという名前にピンとくる方なら理解しやすいでしょう。


でもそこは数学者、私たち一般個人投資家が信じていたり、気にいしているテクニカル分析やファンダメンタル分析、リスクのとり方、分散投資などについて数学理論の観点から検証しています。

市場はどこまで効率的なのかを数学的に分析すると「へ〜」こうなるんだ、という他にある株式投資の本とは全く違う世界を見せてくれます。



しかし、ちょっとアカデミック過ぎます。

私は一応理系の大学を卒業しましたが、それでも彼の持ちだす数学定理・理論(もちろん説明も書いてありますが)を理解しながら株式市場や株価分析の結果と照らし合わせるのに苦労しました。


その部分について目をつぶると、テクニカル分析信者が喉から手が出るくらい欲しい大学教授クラスの数学知識で検証したテクニカル分析の彼なりの結果を読み取ることができます。 これはこの本でしか読めないでしょう。

ファンダメンタル分析も然り。財務諸表からの情報を基にする分析についても数学理論から見た矛盾と会計基準のとらえ方について面白おかしく書いてあります。 こんな切り口も他の本では読めないでしょう。


この本は、ハッキリ言って理解しやすい本ではありません。

でもそこに、株式投資に失敗した数学教授がその知識をいかんなく発揮できなかった理由を読み取ることができます。


良くも悪くも、この本は他のどの株式投資の本とも違います。

ちょっと理屈っぽい数学定理・理論の部分を数学者の茶目っ気だと考えられる人にはお勧めです。

反対に、そんなこと書いてあったら余計に内容が理解できなくなると思う方にはお勧めできないです。


さて、あなたは?



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