投資に株式な生活
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株本




真っ当な株式投資

板倉雄一郎
事務所




これは、ファンダメンタル分析に傾倒した株式投資の事について書かれている本です。
ですから、テクニカル分析を重視する・またはテクニカル分析だけに傾倒している方には、率直に申し上げて神経を逆なでしかねない内容です。
 
この本には、その帯に書いてあるように「チャート分析」、「PER」、「ゴールデン・クロス」、「一目均衡表」などという言葉は、そういうことは書いていませんという説明以外のところにはありません。

著者は板橋雄一郎事務所となっております。 板倉さんは他に「社長失格」などの本を書いておられます。
そして、ベンチャーキャピタル経営、企業価値創造コンサルティングなどをしている人です。
その企業価値の評価することからこのような株式投資の見方を推奨しています。
 
 
では、著者はどのようなことをこの本で訴えているのでしょうか。
それを私流に一言で言えば、「ウォーレン・バフェット賛歌」です。
 
本の中で、バフェット氏の投資のことについて触れられている部分が多いわけではありませんが、彼の投資理念がどうして平均年率32%の利益率を40年にわたって続けられたのかと結びつくような内容が多いです。
もうひとつの例としては、ウォール街のランダム・ウォークの著者・・・の調査結果を引用して、長期投資の利益率のぶれの少なさを取り上げています。

別の言い方をするとバリュー投資を勧めているとも言えます。
株価のような「価格」に振り回されるのではなく、企業「価値」を見据えて投資する。
もちろんそれでもその「価値」に対する「価格」が納得のいく場合(つまり「価格」<「価値」の時)に投資しなさいと勧めているのです。
 

このように、一度投資した企業(あえて株式銘柄とは言いません)を長期間持ち続けるだけの価値を見出せる能力を身につける必要があり、
そのような能力を身に着けると日々の株価の動きに翻弄されるようなことは無く、ザラ場に張り付くような時間をもっと有効に使えるだろうと書いています。
 
これこそがバフェット氏が成功した投資理念と重なるところですね。
バフェット氏ももちろん株を売りますが、彼が売るときはその企業の価値に変化があり、それが彼の考える価値の目減りになる方向へ進み始めたときなのでしょうね。
 
それにバフェット氏の経営する会社バークシャー・ハサウェイの株に関する考え方が如実に企業価値の高め方を示していますよね。
株式分割をしない(代わりに議決権の無いB株を発行)、配当しない、利益を内部保留して株主資本を増やすことに使う。
なのでバークシャー・ハサウェイの株価はとても高く買うのも大変ですが、安定した株式資本の成長が今までありましたし、これからも期待できます。
バフェット氏は高齢なので、自分が死んだ後の経営陣がどうなるかについても株主総会で明らかにしています。

そのような会社を探すファンダメンタル分析を重視される方、または時間的制約でデイトレやスイング投資が難しい方には、この本は時間はかかるけれど、それに見合うリターンを得る方法もあるよということを示してくれます。

くれぐれも、デイトレーダーと自負し、その投資方法が素晴らしいと思っている方は、読まないほうが良いでしょう。



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