投資に株式な生活
儲かる株式投資家への道
真面目に株式投資を考えている、株式投資を始めたが行き詰ってしまった、そんなあなたのためのHPです。 預金、国債や投資信託で満足できない、出来るだけ短い時間を使うだけで効率的に利回りを上げたい方に、私自身の5年以上の経験を基に、効率的に投資する方法や、体験談を交えながら、考え方の紹介、株本や銘柄選定、株式学習ゲームの活用法などを主に紹介するページです。
Home>株本>魔術師たちの投資術  
株本



魔術師たちの投資術
バン・K・タープ

トップ・トレーダーを育てたバン・K・タープ博士の本の2冊目です。

タープ博士は、心理学博士なのですが何故かトレーディングの世界へ入ってこられて、トレーディングの世界にそれまでになかった心理学的に見た成功の秘訣を見つけてそれを教える立場になった人みたいです。

この本は、かなり実践的内容です。 これを忠実に実行すれば、本当に経済的自由が手に入ると信じられます。
ここでいう経済的自由とは、大金持ちになって、立派な家に住んで、大きな車に乗ることではなく、今の生活レベルを給与所得に頼らなくても維持できるという経済サイズの話です。 これ自体が実践的です。

この本に取り上げられていることを要約すると、
  1. 先ず、今の生活にどれくらいお金がかかっているかを把握する。
  2. そこから無駄を省いて、必要な収入の目標額を設定する。
  3. 投資のための資金をためる。
  4. 借金を減らす。
  5. 持っている資産をより効率的に使う。
  6. 良い時期・悪い時期の利益が上がる株式投資戦略
  7. インフレ・デフレをかわす方法。
  8. 外貨・通貨の金利差を生かす。
  9. 不動産投資を増やす。
  10. 資産の守り方。
  11. 子供や孫に教えていくこと。
という内容です。 1と2も、かなり細かく明細を書いていますから、これだけで頭が痛くなる人もいるかもしれません。
しかし、自分の経済状態を把握せずに、経済的自由を得るなんてことはやはり無理でしょう。

ここでは特に6に参考になることが一杯書かれています。 83から160ページです。
ここには、上げ相場・下げ相場の読み方、中央銀行の金利政策との関係、景気の循環、それぞれの場面にあった株式銘柄選定の基準(グレアム基準など)、それから大事な売却するときの判断基準などが、アメリカでの具体的例を挙げて書かれています。

これを、日本にも当てはめることが出来ると私は考えています。
確かに全然一致しないところもありますが、それは英語と日本語の違いみたいなものと私は考えています。
それぞれ言い回しも違えば、まったく訳せない言葉もあります。 しかし、全体として意思疎通は出来るという考え方です。

これは、アメリカの本の癖だと思いますが、かなり詳しく実際の銘柄の値動き、基準に照らし合わせたときの良し悪し、計算内容などが事細かに記述されていますが、これに馴染めない(読む気がしなくなる)人もいるかと思います。


しかし、私的には、かなりお勧めの本の一冊です。 一家に一冊みたいに(まるで聖書を売り歩いているみたいですいません)。
それから、この本の良いところは、株式投資をする上でも、他の分野の投資についても知っておいたほうが良いということが書かれていることです。 どんなに株式投資のエキスパートでも、株だけで常に利益を得るということは至難の業だからです。

もどる

この本を気に入られたら、左のリンクから、アマゾンで購入することも出来ます。
Copyright (c) since 2006. All rights received by 投資に株式な生活管理人.
inserted by FC2 system